航空大学校

航空大学校入学試験対策・1次試験

投稿日:2017-07-01 更新日:

あと1ヶ月もすれば航空大学校の1次試験です。

1次試験の結果は最終順位まで影響するし、1次試験の結果が良いと2次身体検査の基準が甘くなるという噂もあるのでできるだけ良い成績を残した方が良いでしょう。

僕が準備したことは以下の通りです。

  1. 情報収集
  2. 過去問
  3. 苦手分野を他の参考書を使って勉強

時期的に大学の期末試験と被ってくるので、これらを入試1か月ぐらい前から土日で1日あたり数時間かけて行いました。体感的には大学入試でMARCHに合格するぐらいの学力だったら1週間ぐらいで十分対応可能な難易度です。

 

ネットでしか情報収集をしていません。

 

参考になった1次試験受験記

航空大学校H29年度受験の記録

こっそりパイロットになりたいソラのブログ

空も飛べるはず

航大への道しるべ

 

1次試験の形式・試験時間・配点は、航空大学校の募集要項に記載されています。

第一次試験の出題形式と試験時間及び配点

①出題形式

総合Ⅰ:操縦士として必要な判断・処理能力(計算処理,空間認識,確率,資料の読取等)及び自然科学の基礎的知識についての試験をマークシート方式で行います。

英語:読解、語彙、熟語、リスニングについて行います。

総合Ⅱ:時事問題を含む社会常識及び数学(数と式,二次関数,二次方程式,三角比,三角関数,指数関数,対数関数,微分,積分,平面図形,ベクトル等),自然科学(気象,力学,熱力学,波動,電気と磁気等)の一般知識を問う試験をマークシート方式で行います。

②試験時間

総合Ⅰ:50分、英語:90分、総合Ⅱ:90分

③配点

総合Ⅰ:100点、英語:100点、総合Ⅱ:150点

 

ここで注意点が一つ。

成績開示をすると、各科目の点数が開示されるわけでなく偏差値が開示されます。最終順位は各科目の偏差値を足し合わせて順位を決定しているようです。また、総合Ⅱの偏差値を1.5倍するらしいです。何故このようなことをしているのかは意味がわからないのですが、つまり、平均点から乖離しすぎない限り大きな差にはならず、総合Ⅱが他の受験生と差が出来やすく、差が出来るのでもっとも重要だと言えます。

 

過去問は、総合Ⅰを除いて、航空大学校が専用ページを作って一般に公開しているので、わざわざ買う必要はありません。ただし、模範解答がないので解答を欲しい人はAmazon等で販売されている「パイロット入試問題集」(イカロスアカデミー)を買えば良いと思います。過去問はそこまで難しくないので、わざわざお金を出してまで買う価値は無いと思いますが…。

  • 総合Ⅰ

総合Ⅰは所謂CAB・GABと言われるものらしいです。

就活をやった人はわかると思うのですが、所謂WEBテストやテストセンターで受けるテストみたいな感じで右脳を使う系です。少し練習すればコツを掴んでくると思うので就活対策本を1冊ぐらい買って問題に慣れておくのがおすすめです。問題数が多く、スピード勝負なのでわからない問題はサクサク飛ばしていくことが良いでしょう。配点は350点の内の100点で、誰がやっても同じぐらいの点数で、特に差がつかないので、総合Ⅰの対策にあまり時間をかけるのはおすすめしません。

 

  • 英語

過去問を見る限りそこまで難しくなかったので過去問を解く以外は特に対策をしていません。

自分なりに振り返ると、英語で最も配点が大きいのは長文和訳で、これが一番重要なのかなと思います。長文和訳は「総合力」が試されるので、長文和訳がしっかり出来る実力を持っていると、他の問題解くのは容易でしょう。ここでいう「総合力」とは、単語力・文法力・日本語力の3点のことです。

 

単語力…英単語の意味がわかる力

文法力…英単語の羅列がどのような意味を持つのかわかる力

日本語力…英文を正しい日本語で表現できる力

 

単語力を伸ばすには英単語を必死に覚える他ありません。高校生の時に使っていた「DUO3.0」という単語帳で十分に対応できました。付属のCDを聞きながら口に出しながら単語帳を見るのを2,3回繰り返してると不思議と頭に意味が入ってきます。しんどいかもしれませんがコツコツと隙間時間を見つけて繰り返し学習しましょう。

文法力を鍛えるには、「チャート式」や「ネクステージ」などが良いと言われていますが、航大受験対策として文法対策をやりすぎるのはあまりにも非効率です。過去問の長文1年分を1日5回1週間ぐらい音読して、その意味を完全に理解できるよう反復練習を繰り返し、英語のリズムを身につけるのが良いでしょう。文法力が足りてないというのなら、センター試験の英語の文法部分を勉強するのがおすすめです。浅く広く文法問題をカバーしているので時間を掛けずに勉強できると思います。

リスニングは他の受験生も全然出来ないので、入試を突破した周囲の航大生をみても英語が全然出来ない人が多く(TOEIC600ぐらいがボリューム層)、割り切って他の対策をしたほうが良いと思います。

 

  • 総合Ⅱ

航大入試1次試験で最も重要になるのが総合Ⅱでした。総合Ⅱの構成は以下の通りです。

時事問題・一般常識 4問

気象        1問

物理        9問

数学        10問

時事問題・一般常識については就活対策本を軽く立ち読みしておく程度で良いと思います。特に航空関連で出題されることが多いので、日頃からGoogle NewsやYahoo!ニュースで航空関連のニュースを確認したり、Aviation WireFly Teamなどの航空に特化したサイトを確認しておくのも良いでしょう。

気象については、高校の地学の教科書の気象の分野、物理の教科書の熱化学の分野を復習しておきましょう。難しくないので教科書が理解できるレベルで十分です。

物理については、過去問を解いて苦手だった分野を、「物理Ⅰ・Ⅱ重要問題集」を使って復習をしました。おすすめです。解答が充実しているし、別冊で公式集が付いています。公式を覚えるのに加えて、各分野の最も易しい問題を解けるようになるまで勉強しました。これだけでほとんどの過去問が解けるようになります。

数学については、物理と同じく過去問で苦手だった分野を「スタンダード数学演習Ⅰ・Ⅱ・A・B」を使って復習しました。このスタンダードもそこそこ難易度が高いので、易しい問題だけ解けるようになると十分です。

 

以上、僕の行った受験対策について書いてきましたが、基本的には過去問を解いて分からなかった問題について手持ちの参考書・問題集で調べ、類似問題を解いて、間違えた過去問を出来るまで解き直しただけです。

がんばってください!

 

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